love letter




先輩は指揮の練習をを終えるとすぐに帰ってしまった



本当は期待してたんだ



残って練習をみてくれるんじゃないかって


少しくらい話をしていくんじゃないかって




落ち込んで楽器を片づけていると、瀬戸先輩がやってきた


そして思いがけない言葉を小声で口にした




「図書館で荒井先輩が待ってるってさ」




私の心臓は本当に本当に驚いて

一瞬止まったんじゃないかって思った




にやっと笑みを見せた瀬戸先輩に

私はすごく感謝した






< 124 / 737 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop