love letter
「終わった」
「やった~~!」
パソコンの電源を切った西原
私はやっと帰れるって喜んでた
「これでやっと帰れるね」
「あのさ、それ俺のセリフ。
本当は全部あなたの仕事だったでしょ」
「ふふっ、ごめん」
憎たらしいけど、残ってくれたことに感謝してた
私ひとりじゃ出来なかったから
きっと西原もそれをわかってたから残ってくれたんだと思う
帰ろうとした時
西原が声をかけてきた
「ねえ、俺さ…前にあんたに会ったことある?」
突然の言葉に驚いた
私は
ずっと西原は覚えてないと思ってたから