love letter



迷子だった子猫が母猫に甘えるように

私は西原の胸に顔を埋めた



「寒いな」


「うん」


「布団に入る?」



西原の言葉の後


私と西原は

布団の中で互いを抱き締めた



冷え切ってるカラダを

互いに寄せ合い


氷のように冷たい足を嫌がらせのように絡ませて笑った






西原と居ると

寒くても

温かかったよ






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