love letter
「もう帰るの?」
クリスマスの夕方
私は西原の部屋に居た
「うん、友達と約束してるから」
この日の西原は
少し甘えた感じがしてた
まだ居てよ‥そんな瞳で私を見てた
「もう少し、だめ?」
「だめ」
冷たく突き放す私は
心の奥で苦しみだしてた
本当は傍に居たい
けど
西原は他にも過ごせる人が居るんじゃないの?って
あの頃は気づけなかったけど
私の心には嫉妬があったんだ
最近、西原はクラスの女子とやけに仲が良かったから