love letter




西原に力強く腕を引かれた


「このまま帰るのかよ!」



もう、感情が剥き出しだった



そんな西原が

いつもふざけ合い、結局いつも優しかった西原が



その時、怖かった





「もう話したくない!!」


そう言った私は、本当はもう何も話せなかったから

何もわからなかったから




泣くことを必死に抑えて下を向いてた私の唇を

西原の唇が奪った




あれが西原と私の


初めてのキスだった







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