タナトスの光
よくここまで、頑張ったじゃないか。

本当に、僕はよく頑張った。

薄暗い部屋の中。
僕はベッドを背もたれにして、膝を抱えて床に座っている。

置時計が秒針を刻むたび、壊れそうな心を揺らしながら。
僕はなにかをずっと、この部屋の中で待っている。

閉ざされたままのカーテン。
閉ざしたままの部屋の扉。

いつからか。
僕の仕事は。
なにか分からない、でもきっとやって来るであろう、なにかを待つこと。

今も、この瞬間も。

ただそれだけのために、死んでるみたいに生きている。
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