ブレイク
第2章 失われた日々
深夜、妙な気配を感じ、俺は起き上がった。
リンも何かを感じとったらしく、目を覚ました。
「お兄ちゃん…何だろう…?」
「さあ…分からない…。
何か変な気配が…―」
その時、
不意に悲鳴が聞こえた。
そして、
銃声…―!?
俺は8年前の事件を思い出した。
…まさか…。
「何!?
今の音…それに悲鳴が…―。」
リンが様子を窺おうと外に出ようとした。
「リン!!
外へ出るなっ!!」
「え?」
リンがこっちを振り向いた瞬間、乾いた銃声が響いた。
1発…2発…
リンの体がくずおれた。
そのまま、地面に倒れ込む。
「リン!!!」
俺は駆け寄ろうとしたが、その時、軍服のような服を身につけた男達が2人入って来た。
手には銃を握っている。
男の1人がゆっくりと、俺の方へ銃口を向けた。
ためらうことなく引き金を引く。
パン!!!
音がしたと同時に、左肩に熱い衝撃が走った。
血が溢れてくる。
リンも何かを感じとったらしく、目を覚ました。
「お兄ちゃん…何だろう…?」
「さあ…分からない…。
何か変な気配が…―」
その時、
不意に悲鳴が聞こえた。
そして、
銃声…―!?
俺は8年前の事件を思い出した。
…まさか…。
「何!?
今の音…それに悲鳴が…―。」
リンが様子を窺おうと外に出ようとした。
「リン!!
外へ出るなっ!!」
「え?」
リンがこっちを振り向いた瞬間、乾いた銃声が響いた。
1発…2発…
リンの体がくずおれた。
そのまま、地面に倒れ込む。
「リン!!!」
俺は駆け寄ろうとしたが、その時、軍服のような服を身につけた男達が2人入って来た。
手には銃を握っている。
男の1人がゆっくりと、俺の方へ銃口を向けた。
ためらうことなく引き金を引く。
パン!!!
音がしたと同時に、左肩に熱い衝撃が走った。
血が溢れてくる。