ブレイク
もう少しでスラムを抜けるというその時、背後から銃声がした。

振り返ると、軍服を着た3人の男達が迫ってきていた!

「シン!」

「大丈夫だ。」

シンは銃を構えた。

パン!!

「走れ!!」

シンが叫んだ。

俺達は走り出したが、その間にも背後から銃を撃つ男がした。

「ハヤト、お前も撃て!!」

走りながらシンがそう言った。

「でも俺、銃なんか撃ったこと…―」

「いいから撃て!!」

俺は走りながら上半身だけをひねり振り返った。

そして、銃を構え、引き金を引く。

パン!!

音が響いたその瞬間、銃を構えていた右手に電流のようなか衝撃が走った。

「いっつ…!!」

「まだだっ!撃て!!」

シンは銃を撃ち込みながら言う。

シンが撃った3発目で1人が倒れた。

「頭だ。
頭を狙え!こいつら防弾チョッキ着てやがるんだ!」

俺は再び銃を構え、撃った。

だが、外れた。

シンの弾でもう1人倒れた。

残りは1人だ!

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