三人のカンケイ
移動教室、私は一人歩いていた。

叶夜君は選択違うから別々


遅刻しそうだったから、早足で階段を降りようとした時だった。

「……蓮っ」


都姫の声が聞こえた。

下を覗くと、丁度見えた。下からはこっちは死角だ。

「なに血の雨」

とても小さな声で呟いた。

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