白いジャージ2 ~先生と青い空~
海の中でキス
ザザーーーーー
ザザーーーーー
太陽は、さっきまで雲に囲まれていたのが嘘のように
孤独に輝いていた。
太陽の眩しさに、雨雲は逃げ出したんだろう。
直、
お前は俺の太陽だ。
いつもいつも
俺はお前に救われる。
お前の『大丈夫!』に支えられてるんだ。
「なーおーーー!!こっち来いよぉ…」
まだ貝殻集めに夢中な直を呼ぶ。
俺の声よりも
今は、珍しい貝殻がいいらしい。
「せんせーーーー!!!見て!!」
砂を巻き上げながら俺に向かって走ってくる直。