白いジャージ2 ~先生と青い空~



砂の上に寝転んだ先生の背中に砂をかける。




「大丈夫?先生…」


背中に触れると先生が照れたに言う。



「直…お前が触れると、大丈夫じゃなくなるから…俺に触るなぁ…」


面白くて、先生の背中にまた触れる。


先生の頭を撫でて、先生の耳に触れる。



「こらぁ…!!直、いい加減にしなさい!」


大好きな「先生口調」で言われちゃうと、ますますいじめたくなる。



「先生、大好き~!」


私は先生の背中にキスをした。


太陽が先生の背中をあっという間に乾かして、もう熱くなっていた。



「こら!!直。仕返ししてやるからなぁ!!」







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