白いジャージ2 ~先生と青い空~
思い出すね。
あの日のなんだか切ない想いをわかってくれた先生の優しさ。
去年のクリスマスの夜。
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木の匂いがしそうなかわいいお店の中に入ると、なんとも言えない懐かしい気持ちになった。
決して新しいわけでもなく、都会的なお洒落さがあるわけでもない。
だけど、お店の中には温かい空気が流れている。
『御予約席』と書かれた一番奥のテーブルには、小さな一輪のお花。
そして、かわいいランチョンマット。
厨房から美味しそうなお肉の匂いがする。
厨房の中まで見えるこの席は、特別いい匂いがする気がした。
ここと、厨房を隔てているのは、ぶらさがってるたくさんのフライパン達。
小さなフライパンやお鍋が天井からぶら下げられている。