白いジャージ2 ~先生と青い空~
壁にかかったボンボン時計。
止まっている時計がほとんど。
鳩が出てきそうなかわいい時計がいくつも飾られてある。
ひとつひとつの時計に歴史があり、いろんな出来事を見てきたんだろうなぁ、なんて思いながら、店の中を見渡した。
「いいなぁ…リビングこんな風にしたいな…」
「あははは…お前らしいな。どうにでも好きにして。」
先生は腕を組み、ぶら下がってるフライパンに視線を移す。
「直、フライパンぶら下げたいって思っただろ?あんなにたくさんは無理だぞ!3つくらいならいいけど。」
どんどん想像が膨らむ。
先生とのお家。
2人だけの愛のお城…だね。