白いジャージ2 ~先生と青い空~
そして、メインのサーロインステーキとフィレステーキ。
熱々のフライパンに乗ったまま運ばれてくる。
「フライパンが熱いうちに両面焼いてくださいね。」
私と先生は夢中になって、お肉を焼く。
「おぉ!すっげ~。ジューって言ってるなぁ!」
「うんうん。焼けてる焼けてる。」
子供みたいな会話。
一口食べて、2人で目を見開いて頷き合う。
「これは…まじすごい!!」
「柔らかい!!」
2人で2種類のお肉を分けっこしながら食べた。
先生は、口に入れるたびに幸せそうに笑った。
その顔を見ているだけで、私は泣いちゃうくらいに幸せを感じるんだ。