白いジャージ2 ~先生と青い空~
今日も当然のようにゴーヤの登場。
先生は苦笑いを浮かべながらも、残さず全部食べた。
「そういうとこもいいね。」
「え??今、俺のこと褒めた?」
先生は、口の中にゴーヤを入れたまま嬉しそうに笑う。
「ようこそ、いらっしゃいました。今夜は、庭で宴会しますので皆さんぜひいらしてくださいね。泡盛1本置いておきますので…」
さっき話したおじいさんが食堂に集まった私達の顔を順番に見ながら話す。
おじいさんが、この宿では唯一標準語が話せるんだとさっき自慢していた。
そういえば、来た時に話したおじさんは、外国語かと思うくらいに難しい方言を使っていた。