白いジャージ2 ~先生と青い空~
「バレちゃった?…なんでだろ。私おかしいのかな。」
視線を雅子さんに移しながら、私が答えると、3人同時に、私の言葉を否定した。
「おかしくなんてない!!当たり前だよ!」
ともちゃんが耳元で言う。
「あの女の目、やだよね…」
咲希ちゃんと茉桜ちゃんも続く。
「彼女いるのに、あんな色目使っちゃって…」
「まぁ、確かに彼氏かっこよすぎだよね。」
完全に私のグループと先生のグループに分かれて会話していることに寂しさを感じた。
先生は、いつでも私の隣にいて、私はいつも先生を見つめていたい。
微妙な距離が悲しい。