白いジャージ2 ~先生と青い空~
「できることから始めよう。ご飯を残さない、ゴミを捨てない・・・電気をすぐに消すとかさ。何か、小さなことでもいいから今日から実行しよう。」
先生の熱い言葉は会ったばかりの人にも伝わっているようだった。
先生よりずっと年上の人も、頷いて目を輝かせた。
自慢の彼氏。
一生先生は、私の自慢の『先生』なんだ。
先生の横顔を見つめていると、その先に雅子さんが立っていた。
タバコを口にくわえたまま、先生の話を聞いていた。
さっき、先生が私を追いかけたことに腹を立てたのか、
先生と何かあったのか、雅子さんは不機嫌な顔をしていた。