白いジャージ2 ~先生と青い空~


先生の右斜め前の席が空いていて、そこに雅子さんが座ったらどうしようかと思った時だった。




シャワーを終えた3人組がそこへ座ってくれた。




「どう?仲直りした?」



ともちゃんの囁き声を先生が聞き逃さない。



「ん?ラブラブだよ~!ありがとな!」



先生は、この旅に来てから大胆だ。




頬を寄せる先生と私を見て、ともちゃん達3人は、顔を赤らめた。



「良かったね、直ちゃん。」


テーブルの下で、私の足を蹴る3人に、私もキックで応えた。


南の島で出逢った温かい友達。

ここに来なければ出逢えなかった素敵な仲間。







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