白いジャージ2 ~先生と青い空~
飲みすぎた先生がベンチに横たわる。
先生が寝返りをうつたびに、ベンチがギシギシと音を立てた。
「なお~!いつの間にか2人きりだなぁ!」
深夜の1時を回り、最後まで残っていた3人組も部屋に戻った。
明日の朝、ここを発つという3人組とは、連絡先を交換し、
またここで会いたいねと手を振った。
ほとんどの人が今晩でこの宿とはお別れだと言っていた。
あの人も…
雅子さんも、先生にさよならと言って、宿には戻らず夜とは思えない明るい夜道へ散歩に出かけた。