白いジャージ2 ~先生と青い空~
「次は、柔道だ。矢沢の苦手な寝技を練習する。」
寝技をかけるフリをして、俺は直にキスをした。
この旅に来て、キスばっかしてる俺。
いいじゃん…
普段はあまりゆっくり会えないし、したいんだから仕方ない。
「矢沢…」
「せんせ…」
朝っぱらからこの爽やかな島で、俺は何をしてるんだぁ?
俺の伸びたひげに触れた直。
直の顔にひげをくっつける俺。
馬鹿でもいい。
俺と直は、懐かしい日々を思い出しながら
お互いの大切さを改めて感じるんだ。