白いジャージ2 ~先生と青い空~

守りたい景色




「やばい!直、そろそろ戻らないと!」





先生と私は走って港へ向かう。


そこに待っていたのは、爽やかな若い男の人2人。


先生よりも少し若いくらいかな。

茶色い髪のせいで若く見えるだけかも知れない。


船に乗り込む時に、先生の横顔が少し不機嫌だった。




もしかして…


ちょっとイケメンなインストラクターだから、心配してるのかな?




船に乗ると、さっきよりもスピードが速く、話す声も聞こえにくかった。




「直は、白いジャージに弱いから…」




先生は、そう言って、ふんわり雲が浮かぶ空を見上げた。



そうか…


インストラクターの服が、白いジャージに白いシャツだから??



もしかして

やきもち??





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