白いジャージ2 ~先生と青い空~

携帯事件



島に戻った私達は、違和感に気付く。



「体、重くね?」


先生の言う通り、体が重い。



「海の中にいたからか~!」


すぐに先生が回答をくれる。




あまりの疲れで私も先生も歩くのが遅かった。


でも、ここではそれくらいのスピードがちょうどいい。



のんびりと歩いた。



手を繋ぎ、目的地を決めずに歩いた。



すると、2人の目に丘が見えた。

こんもりとした丘の上に、大きな木が立っていた。




「あそこで昼寝しよっか。」


「膝まくらしたい…」


< 235 / 354 >

この作品をシェア

pagetop