白いジャージ2 ~先生と青い空~
先生を好きになってから、男の人を意識することも少なくて
実際専門学校でも、誰一人そんな人はいない。
もちろん要君のことだって、100%友達と思ってる。
でも、どうしてだろう。
今来たメールの返事に困っている自分がいた。
【ありがとう!また月曜ね。】
それだけ返信した私。
最近時々来る要君からのメールのこと、先生には言えなかった。
先生が意外にやきもち焼きだってこと、私は知ってるから言えない。
そう思うと、先生も私のように相手を思いやって、黙ってることがあるのかも知れない・・・なんて考えてしまうんだ。
「直・・・起きたぁ・・・」
突然目をぱちくりと開いた先生がかわいすぎて、抱きしめた。
赤ちゃんみたいに、目を開けて、私をじっと見ていた。
「起きたの?先生・・・」
「うん。起きた。」
うぅ。
かわいい。
起き上がった先生が伸びをする。
「目覚めて最初に好きな人が見れるって幸せだな。」