白いジャージ2 ~先生と青い空~
私と先生は、お父さんが検査している部屋の入口を見つめながらお母さんの話を聞いていた。
夕方、お父さんとお母さんは旅館で豪華な食事をした。
気分の良いお父さんは日本酒をたくさん飲んだ。
酔っ払ったお父さんはベッドで少し横になり、その後2人は貸切露天風呂へ向かった。
雪が降りそうな程寒い夜だった。
「寒い寒い」と言いながらお父さんは露天風呂へ飛び込んだ。
そこで、お父さんとお母さんは私達娘のことを話していたんだって。
仕事が忙しく週の半分は夜勤もこなしているお姉ちゃんのことを、嬉しそうにお父さんは話した。
お父さんは、星を見上げて嬉しそうに言った。
「奈美と直が宝物だなぁ・・・」
そして、お父さんは言った。
「早く直と和人君の子供が見たいなぁ。」