白いジャージ2 ~先生と青い空~
~WIND-11~
自慢の彼氏
夕食を済ませると、また昨日の場所へ向かった。
今日は昨日よりも賑やかで子供の声が響いていた。
先生がポケットから出した小さな紙袋。
さっき買ったお揃いのブレスレット。
「腕、貸して。」
先生は私の左手を握り、その手を先生の右の膝の上に乗せた。
慣れない手つきで、ブレスレットを私に付けようとしてくれる先生。
「難しいんだなぁ・・・お前ネックレスとかいつも一人でつけてるけど、すっげー器用じゃん。」
思わぬところで感心されちゃった私は笑い出す。
「そんなことないよ!!慣れたら簡単だよ。だって、ブラジャーとかも最初は難しかったもん。」
「そっか。女の子はブラも自分でつけなきゃいけないんだな。あ、でもお前ひとつだけ前にホックのあるブラ持ってるだろ~!俺、知ってるんだからなぁ!」