白いジャージ2 ~先生と青い空~
さっきまで座っていた場所はコンクリートが少し濡れていた。
先生が海につけた足を置いていた場所。
「うわぁ!ものすごい数の星!!」
「すごーーーい!!」
星の数にも驚いたけど、見上げた夜空は180度の大パノラマの世界。
星を隠す障害物が何もない。
ごろんと横になって2人で空を見ていた。
吸い込まれそうな星空だった。
見えるのは月と星だけ。
私と先生、2人しかいないように感じる。
2人は浮いていて、夜空の散歩を楽しんでいるようだった。