白いジャージ2 ~先生と青い空~
男子が3人いたが、俺は一瞬で『要君』がわかった。
一人だけ目立ってかっこいい子がいた。
身長は俺より少し低いくらいで、髪は茶色くパーマがかかっていた。
Gパンに白のジャケットを着ていた。
・・・白??
だめだめ!!
直は白い服に弱いんだから!!
要君、さすがに直をよくわかってる。
って感心してる場合じゃねぇ。
「近くに来たから待ってた。一緒に帰る?」
直は、寒さで頬を赤らめながら頷いた。
「紹介してもいい?」
嬉しそうに、友達の方を見た直は、手招きして友達を呼んだ。
俺の勘通り。
「要輝彦です。直っぺとは同じクラスです。」
礼儀正しい好青年。
直は直っぺと呼ばれていた。