白いジャージ2 ~先生と青い空~



こうして私の初ラブホは、幸せな思い出になった。


先生との『初めて』がたくさん集まって、

素敵な宝物がどんどん増えていくんだ。





時間通りに出発した帰りの飛行機の中で、先生は教えてくれた。



「俺、プロポーズってお前にしかしたことねぇから。」




そう言った先生が、少し寂しそうな表情で言う。




「飛行機、台風で欠航になって欲しいなんて、初めて思ったよ・・・」




先生がそんな風に思ってくれていたなんて知らなかったよ。



先生の大人な横顔には、いろんな顔が隠れてるんだね。







< 349 / 354 >

この作品をシェア

pagetop