白いジャージ2 ~先生と青い空~
スピードを緩めてくれた先生がくねくねと自転車をこぎながら、叫ぶ。
「なおーーーーー!俺はーーーお前を愛してるーーーー!!!」
森の中からひょっこり顔を出したポニーが、
照れてる私の顔を見た。
「せんせーーー!!愛してるーーー!!」
私達は
バカップル?
教師と生徒として
我慢する恋愛をしてきた私と先生は、
何かを発散するかのように大声で叫んだ。
あの時、言えなかった言葉。
あの頃、伝えることのできなかった気持ち。
抑えて、我慢して、耐えた分…
今は堂々と気持ちをぶつけ合うことができる。