白いジャージ2 ~先生と青い空~




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クリスマス前の休日はどこもかしこも人だらけ。


堂々とデートできる最初のクリスマスを翌日に控え、俺も直も浮かれていた。




「先生、プレゼント何がいい?」



俺の腕に絡みつく直。



最近できた大きなショッピングモールの喫茶店に並びながら、クリスマスプレゼントの話をしていた。



「俺?いらねぇって。お前とラブラブな時間過ごせるだけで幸せ~!」




コツコツバイトで貯めた金を俺のプレゼントになんて使わなくていい。



そう言ってるのに、直はどうしてもあげたいの!と言い、鞄の中からプレゼントを出した。




「実はもう買っちゃったんだ!ごめんね。明日まで待てないから渡す!!」


10人程並んでいた喫茶店も、あっという間に順番が回ってきた。


回転が早い店なのか、直との時間が早く感じるのかどっちだろう。



プレゼントはネクタイだった。



「最近先生、学校に時々スーツ着ていくでしょ?」



直のくれたネクタイは俺の好きなシックな色。


濃い紫色と黒のストライプのネクタイ。






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