白いジャージ2 ~先生と青い空~


「いいじゃん!サンキュー直。」



店の中の人の目も気にせずに、俺は直の手を握る。



俺は直へのプレゼントを決めかねていた。




本当の気持ちを言えば、クリスマスに正式にプロポーズをしたかった。



卒業式に渡した指輪は、給料3ヶ月分にも満たないものだった。


ちゃんと、婚約指輪として大きなダイヤの付いた指輪を渡したかった。






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