Sweet Love Bitter


『もしもし美亜!?』

「え…?斉藤先輩…?」



電話の相手は、斉藤先輩だった。




不安がまた大きくなった。
何で、そんなにも落ち着きを失っているの…?





『今どこ!?』

「え?まだ家には帰ってないですけど…」

『早く、病院に来て…っ、一輝が…!』






え……?





「野田、先輩…が…?」

『一輝が…階段から落ちて…っ』






そう聞いた瞬間、携帯から手が離れた。



< 101 / 133 >

この作品をシェア

pagetop