Sweet Love Bitter
第三話■彷徨う想い■
昨日はかなり泣いたな…
「先輩…来るかな。」
来ない、よね。
「…まいいや、もう時間だし……。」
玄関で靴を履いてたら…
お母さんが来た。
「美亜?昨日はどうしたの…?」
…あ、昨日……。
お母さんに何も言わないで、部屋に戻ったんだった。
「何でもないよ?
ちょっと感動系の話聞いてさ…目、赤くない?」
「…そう、目は真っ赤よ?」