Sweet Love Bitter
第四話■煌く想い■
先輩と別れ、一人階段を上がっていると…
「あ、美亜?」
後ろから声をかけられ、その方に振り向いた。
「…あっ、斉藤先輩。」
斉藤先輩は
肩にタオルをかけ、ユニフォームを着ていた。
その姿に、私は驚いた。
「あ、あの…朝練、あったんですか?」
だって、野田先輩は…家に着たし。
「え?今日普通に朝練ある日だけど…
つか、一輝知らない?朝練サボりやがってさ。」
…やっぱり。
先輩、朝練行かなかったんだ…