負け組女子高生
「山崎、場所を変えよう。」
私は二人に押さえ付けられながら保健室に連れて行かれた。
「どうゆう事…?意味わかんないんだけど!悠紀は!?」
先生は目頭をおさえ、話しはじめた。
「ここ3日、高島は部屋にとじこもりっきりだったそうだ。」
「……」
「それから突然昨日の夜家をとびだして…山崎の所に行ったんだな?」
「…はい。」
「その後、高島は家に帰らずに、K駅前のビルから…」
飛び下りた。
「即死だったそうだ。」
私は気が狂いそうだった。
何やってんの?
バカじゃないの?
誰が悠紀に死んでいいって言った?
訳わかんない。
なんで?
「いやぁーーーーーーーーーーーーーー!!!」
何が起こったのかわからない。
とにかく、私は発狂してしまったみたいだ。
その後、暴れる私を先生5人がかりでまたもや取り押さえられ、
気づけばベットの中だった。
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