夜明けを待って
病気ですとも何とも言われていないのに。


正直、動揺していた。


頭が冴えてきて、落ち着いて考えたらおかしい事が多々ありすぎる。


急性アルコ-ル中毒で運ばれただけのはずが、体調の事を聞かれて。


検査されて。


手の平にしっかり、汗を握ってた。


強く目をつむって、周りの世界を見ないようにしていたら、いつの間にか眠りに落ちた。
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