夜明けを待って
ガバッ………


飛び起きた。


優輝がいた。


今、紛れもなく優輝が目の前にいた。


『会える日が来るから』


その一言が頭の中をこだましている。


「優輝…それ…どう言う事なん…??」


堰を切った様に涙が溢れだして、止まらない。


病室のベッドの上で、声を押し殺して…ただただ、泣いた。
< 61 / 69 >

この作品をシェア

pagetop