a starry sky
学校へ到着。 遅刻ぎりぎりだった。先生はまだ来ていないようだ。 「おい綾乃。またぎりぎりかぁ?もーちょい早く起きれないのかよ。」 うるさいなぁ。 こいつは緒方 隼人。 「最終的に間に合えばいいの!」 「綾乃、おはよっ!」 「美咲ぃ、おはよぉ〜!!」 この子は緒方 美咲。 隼人とは、同学年の兄妹。 隼人が4月生まれで、美咲がその次の年の3月生まれ。 隼人と美咲とは、幼なじみ。 お母さん同士が昔からの親友だから、いつも一緒に遊んでた。 物心ついたときにはもう隣にいたし。 ちなみに、 あたしは隼人が好き。 こんな事誰にも言ってない。 一番の親友、美咲にも。 だって、言いにくいよ。親友っていっても。兄妹だもんな。 それにしても、隼人と美咲の似てないのなんのって。 美咲は、成績優秀、しっかり者、学級委員も務める超優等生。 それに対して隼人は、超やんちゃ。勉強ダメ。スポーツは出来るけど。 両方にいえるのは…美形でモテるってコト。