ひも
「あー、よく寝た。いやぁ、昨日は大変だったけど、結果的にラッキーだったな。
男の財布の中身に二〇〇〇円入っていたので腹いっぱい牛丼を食べれた。
しかし、三日後
「しまった、金が亡くなった。くそう、ラストの一〇〇〇円でパチスロに行ったのがまずかった。もしかしたらと思ったのがいけなかった。あーくそ、死ね自分。くそ」
とりあえず、腹が減ったので公園の水を飲んで腹の足しにした。
「だぶだぶして気持ちわりぃ」
とりあえず、ベンチで寝転がることにした。
「あー、明日からどうしよう。まじでどうしようかな。俺生きてるかなぁ」
一人で小言をいいながら明日のこと気にしていた。
その時、泉の前に前に男に襲われた少女にあった。
「うん?」
「あ、あの、この前はありがとうございました」
「え、ああ。いいよ。別に、結果的に俺も助かったからな」
「も、も、もしかしたら、ここであ、会えるのかと思って、お、お礼がしたくて
、え、えと、あの」
女はパニくっていた。
「え、とりあえず、ここに座ったら」
泉はベンチをぺしぺしたたいた。
「は、はい。失礼します」
女は緊張しているようだった。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
妙な間が二人を包んだ。オブラート見たく。
「「あ、あの」」
二人同時にかぶってしまった。シンクロ見たく。
「そちらからどうぞ」
泉は相手より先に言った。
「え、はい、えと、私の名前は幸子 川崎、幸子と申します。あの、お名前聞いても
よろしいですか」
「泉 泉佑樹」
「お、お仕事は何をしているんですか」
「・・・・何も」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
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