俺様のカゴの中
とりあえずたっくんがごまかしてくれた。



あたし、女の子の友達が欲しいんだけど…。



前にいるのはキレイな女の子。



「あの…」

「なに?」

「わからないことだらけなのでいろいろ教えていただけたら嬉しいんですけど…」

「知らないよ」



拒否られたっ…。



泣きそうだよぉ…。



なんかみんな怖い…。



授業は簡単すぎるほどで、勉強しなくても大丈夫そう。



そしてランチタイム。



どこに行けばご飯が食べられるんだろう…。



「留宇ちゃん、メシ行こう」

「あっ、うん!!」



誘ってくれたたっくんに感謝…。



誰も話しかけてくれない…。



たっくんに着いて行くと、ワイワイガヤガヤしてる食堂という場所。



「ここで食券買うんだけど、現金ある?」

「雷さんが持たせてくれた!!」

「よかった…。虎宇のヤツはいつもカードだから」

「それでどれ買えばいいの?」

「食べたいの選んだらいいよ」



なに食べたらいいんだろう…。



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