俺様のカゴの中
迷った末に選んだのはカレーうどん。



食券を持ってそれを作ってくれるおばさんに出す。



これで食べられるんだね!!



「人がいっぱいだ…」

「俺らこっちだから」



たっくんに言われるがままついて行くとカズ君とてっちゃん。



混んでるのに周りに誰も座ってない…。



「みんなって怖がられてるの?」

「そうだね」

「なんで?」

「なんでかな?それよりうまいでしょ、うちの学食」



カズ君もカレーうどん!!



たくさん食べて自分で食器を片づける。



「ごちそうさまでした」

「あら、見ない顔ね」

「今日転校してきたんです」

「これからよろしくね~」



学食のおばさん、いい人!!



でもあたしが欲しいのは女友達…。



どうやったらできるかな…。



教室に戻って自分の席で読書。



あんまりたっくん達に迷惑かけられないし…。



「藤間さんって祐と仲いいね」

「えっ!?あっ、兄の友達なんです!!」

「へぇ~、こっちで話しない?」



これってまさか女友達!?



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