俺様のカゴの中
俺もそろそろ安らげる場所ってのが欲しいな…。



その時パッと頭に浮かんだのは留宇で。



「ヤベェ…。俺も最近女に無縁だ…」

「雷が？キラと寄り戻したら？」

「アイツ…田舎帰ったから。まず俺とキラがどうにかなるわけねぇだろ」

「そうなの？大事にしてたじゃん」



大事にしてたのかはわからない。



キラといた時は…ストレスとか不満を抜ける場所だった気はする。



アイツがキャバやめてりゃちゃんと愛せてたのかも…。



これって未練…？



「じゃあさ、どっちが先に彼女できるか勝負ね」

「は？」

「適当じゃなくてちゃんとしたヤツ。負けたら酒奢りってことで」

「なんの勝負だよ…」

「楽しそうじゃん!!恋した～い!!」



作ろうとして作るもんじゃねぇだろ～…。



でもやる気の駿に呆れて何も言えなくなった。



このままじゃ留宇に汚染されかねねぇからな…。



マジでそろそろ安らぎが欲しいかもしれない…。



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