俺様のカゴの中
夏休み前日、雷さんにメールを入れた。
『明日行ってもいいですか?じゃなくて、行きます』
初めて返ってきたメールは『昼の3時』だけ。
虎宇いわく、夕方5時くらいから雷さんは仕事に行くって言ってた。
2時間しか会えない…。
それでも会いたい。
夏休み初日、朝からキッチンに立ってロールキャベツを作った。
「虎宇、食べてみて!!」
「またロールキャベツ?俺、コレ食い飽きた…」
「雷さんに持ってくの!!」
「そっか、会いに行くの?」
「うん!!」
一口食べた虎宇は笑顔で頷いて頭をなでてくれた。
よかった…。
タイラさんに頼んだらお弁当箱を買ってきてくれて、それに詰めた。
「雷さんちまでお願いします!!」
「かしこまりました」
送ってくれるタイラさんも以前のようなことは言わなくなった。
でもちゃんと心得てます、タイラさんの忠告は。
「着きましたよ」
「きっと夕方で帰れって言われちゃうかな…」
タイラさん苦笑い。
『明日行ってもいいですか?じゃなくて、行きます』
初めて返ってきたメールは『昼の3時』だけ。
虎宇いわく、夕方5時くらいから雷さんは仕事に行くって言ってた。
2時間しか会えない…。
それでも会いたい。
夏休み初日、朝からキッチンに立ってロールキャベツを作った。
「虎宇、食べてみて!!」
「またロールキャベツ?俺、コレ食い飽きた…」
「雷さんに持ってくの!!」
「そっか、会いに行くの?」
「うん!!」
一口食べた虎宇は笑顔で頷いて頭をなでてくれた。
よかった…。
タイラさんに頼んだらお弁当箱を買ってきてくれて、それに詰めた。
「雷さんちまでお願いします!!」
「かしこまりました」
送ってくれるタイラさんも以前のようなことは言わなくなった。
でもちゃんと心得てます、タイラさんの忠告は。
「着きましたよ」
「きっと夕方で帰れって言われちゃうかな…」
タイラさん苦笑い。