俺様のカゴの中
泣いてる場合じゃない!!



時間がないんだった!!



「付き合う気になりました!?」

「食ってんだから黙っとけ」



撃沈~…。



やっぱりダメか…。



「留宇、コーヒー」

「はぁい…」



前雷さんがやってた通りにコーヒーを作った。



あたしも飲むもん…。



さっき飲んでたコーヒーを飲み干した雷さんのカップにコーヒーを注いだ。



あっ、ロールキャベツが完食されてる…。



食器を片づけると、雷さんはソファーに移動してタバコに火をつけた。



「お仕事何時ですか?」

「関係ねぇだろ」

「そうですね…」

「座れ」



怒ってる?



あたし何かしたかな…。



やっぱり迷惑…だよね…。



来たのが迷惑なんだ…。



なにを言われるのかビクビクしながら雷さんの隣に座った。



このタバコの匂い、雷さんの匂いだ…。



「お前より10歳も上のヤツの何がいいわけ?」

「そんなの知りません…」



何が言いたいの?



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