【愛祐実×詩音】旦那様とあたしの秘密の夜♪
「…ダメっ…社長…っ」
あたしにキスをしながら、社長はスルスルとネクタイを解き、シャツを脱ぎ捨てる。
そしてあたしのドレスに手をかけ、ファスナーをジ──ッとゆっくり下ろし始めた。
あっという間にドレスは剥ぎ取られ、あたしの素肌が露わになる。
そしていつもこのタイミングで…社長はキスを止めるの。
ほんの1センチ顔を離し、あたしの髪を撫でながら瞳を覗き込む。
──これが社長のクセ。
今日も同じ。
愛しいモノを見つめる時の優しい目。
この瞬間。
あたしはすごく幸せな気持ちになれる。
体を重ねてるわけじゃない……
ただ見つめられてるだけだけど……
社長から“愛してるよ”って言われてるような気がするの。
このまま時間が止まってしまえばいい──本当にそう思える。
「光姫……」
とろけちゃいそうなくらい甘い声であたしを呼ぶ社長。
この声を合図に、あたしたちの甘い時間が始まる。
あたしは静かに目を閉じた。
──と、ここまではいつもと同じだけど…ここから…今日は違ったんだ。
「女の子の作り方…教わったんだ…今日は朝まで付き合えよ?」