明日にゃ明日の風ふくさ



「!?…め、めぐみ!?」


気づいたら、私は自然とあの女の子の方に歩いていた。


一歩ずつ、あの女の子に近づいて行く私に、周りが一段とざわめき始めた。


女の子は向こう側を向いていて、後ろ姿しか見れない。


「あの…。」


私が声をかけると、その子が振り返った。


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