明日にゃ明日の風ふくさ



「俺、どれだけついてないんだよ…。」


ベタだけど、食パン片手に猛スピードで走った。


「あの角を右にっと…」


独り言を言いながら、角を右に曲がった瞬間







ドンッッッッ






「…いってぇ…。」


勢いよく曲がりすぎて、曲がってすぐの電柱に気づかず、ぶつかってしまい、俺は弾き飛ばされた。


「うわッ。タンコブだ!まぢ俺、ついてねー…。」


その時だった。
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