明日にゃ明日の風ふくさ




「えー…。今日は、さっそく係とか委員会を決めたいと思う。」


出席を取り終わった先生が、面倒臭そうに言った。


「あっ。その前に、もうすぐ行われている体育祭のリレー代表を決めなきゃな。」


リレー代表か…。


そういう行事に無関心な俺は、ぼーっと外を眺めていた。


「誰かしたいやついないか?推薦でもいいぞ。」


推薦か…。


俺は、朝の出来事を思い出していた。


あいつ、まぢ足速かったよな…。
< 19 / 22 >

この作品をシェア

pagetop