明日にゃ明日の風ふくさ
「えー…。今日は、さっそく係とか委員会を決めたいと思う。」
出席を取り終わった先生が、面倒臭そうに言った。
「あっ。その前に、もうすぐ行われている体育祭のリレー代表を決めなきゃな。」
リレー代表か…。
そういう行事に無関心な俺は、ぼーっと外を眺めていた。
「誰かしたいやついないか?推薦でもいいぞ。」
推薦か…。
俺は、朝の出来事を思い出していた。
あいつ、まぢ足速かったよな…。