明日にゃ明日の風ふくさ


「細川さんがいいと思います。」


俺は、朝驚異的なスピードを見せたあいつを推薦した。





―し…ん―


いきなり周りが静かになった。



へ?
俺、変な事言ったか…?



すると先生が鈍い顔で口を開いた。


「すまん。中山、先生今の聞き取れなかった。もう一度言ってくれないか?」

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