明日にゃ明日の風ふくさ
「俺さ~、朝から予感してたわけよ。俺たち4人、幼稚園からずっと一緒なわけじゃん?中学校も絶対同じクラス…」
何か予感がしてたって言い張ってるつとむに、まさか、つとむだけ違うクラスって私とみさきが言えないでいると…
「俺たち全員3組…。」
ゆうきがつとむの話に割って入った。
「ん?」
つとむは言葉の意味が分かってないみたい…。
「だから俺たち全員3組だった。」
「そ、そんな…。」
ゆうきがもう1回言うと、つとむはよろよろとその場に倒れこんだ。
この、中山つとむも合わせて、私たち4人は幼なじみ。
「そんな、クラス違うって言っても隣のクラスじゃん。」
「みさきの言う通りだよ!すぐ遊びに行けるじゃん!」
私とみさきが慰めてもつとむは沈んだままだった。